心を守ろう①「ふんわりクッション」

ココロの部屋

人のちょっとした言葉で傷ついてしまう。

言った本人は口から出まかせで言っただけなのに、言われた方はナイフでグサッと心を刺されたよう。いつまでもヒリヒリと痛みが残る。

 

HSPさんなら、そんな経験は日常茶飯事ではないでしょうか?

 

私もそうです。

今働いている職場の上司のものの言い方がきつく、ぶっきらぼう。しかも声が低くて大きいから、叱られてる気分になるんです。

 

男性だけでなく、女性でもいますよね。大声で威嚇するように言う人、言葉がきつい人。一言一言に毒があって、言われるたびにグサグサ来ます。

 

でも本人たちは全く無自覚。口から出まかせで言ってるらしくて、言ったことも覚えてないようです。上司には以前「そんな言い方をしないでもらえますか」と頼んだことがありますが、逆に「そんなことを気にしてたら世の中生きていけないよ」と説教されました。気にする方が悪いと言いたげ。ああ、この人には話が通じないと思い、それ以上言うのを諦めました。

 

でも今は、上司が言うこともわかるのです。

悲しいかな、こんな人は世の中にいっぱいいます。きつい言い方や毒ある言葉で人を傷つけて平気な人が。その人たちの口を封じることはできないし、その場を立ち去れれば良いですが、職場など、そうできないシーンは多いでしょう。

過去と他人は変えられないとよく聞きますが、他人は絶対に自分の力では変えられません。この場合特に、「自分の言い方や言葉が悪い」なんて本人は思ってないのだから。だったら自分が変わるしかないんです。HSPにとって生きづらい世の中を生きていくために。

 

そこで私はいろんな工夫を試みました。自分が傷つかないために、「心を守る」工夫です。そのうちの一つをお教えしますね。

 

それは「ふんわりクッション」。

以前イラストレーターの田村セツコさんが何かの本で、

「いつも心にふんわりクッションを抱いてるイメージをするの。そうすると嫌なことを言われてグサッと来ても、クッションが受け止めてくれる。そんなに深刻にならず、ふんわりと、ああそうですか、と余裕を持ってその言葉を受け止められるの」

と書いておられたのを読み、ああなるほどと思いました。HSPは根が真面目なんです。真面目すぎるぐらい、真面目。だから言われたことをそのまま、大真面目に受け止め、深刻になってしまう。だからグサッと来た傷がどんどん広がり、痛みも増すんです。しかも普段は素っ裸の心でいるから、ナイフで直撃されてしまう。要は、「心を守れていない」んです。

 

傷つきやすい心を守るために、イメージで良いから、心にふんわりクッションを抱きましょう。鋭いナイフで刺されても大丈夫。クッションがあなたの心を守ってくれる。

 

そして、「ふんわり」という余裕が大切です。そんなに真面目に考えず、ちょっとだけ余裕を持ちませんか?余裕があれば、毒を吐いた人にも「ああ、またか」と聞き流すことができるようになるでしょう。

そして余裕があれば自分にも優しくできます。あなたは毎日充分すぎるぐらい頑張っているのだから、もっと優しくしてあげましょうよ。ふんわり、ふんわり、優しく自分と向き合いませんか?

 

私のふんわりクッションはこの写真のぬいぐるみ。素材が柔らかくてもふもふしてるので、「もふお」と呼んでます。一日の仕事が終わり、ようやく一人の時間になった時、もふおをギューッと抱きしめます。もふおが私の心を守ってくれるような感覚がして、ホッと安らぎます。あなたも、心にもふおを。おすすめします。

 

 

 

 

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